筆記試験の歩き方

2012/06/10(日)

就職活動における「筆記試験」とは、読解力、論理的思考力、計算能力、一般常識などを測るための試験です。エントリーシートを出した後、面接を受ける前に実施されることが多いです。志願者が多い大企業では、足切りの役割をしていることもあるようです。

筆記試験ってどんな内容なの?

筆記試験の内容は、企業によって大きく異なります。その企業に勤めている、OB・OGに聞いてみたり、就活関連の掲示板の過去ログを見たりすれば、過去の試験に関する情報は得られます。毎年同じ形式のテストとは限りませんが、参考までに調べておきましょう。

よく筆記試験で使われるのは、SPI2という試験です。昔はSPIという名前でしたが、特に出題形式に違いはありませんし、今でもSPIと呼ばれたりします。国語と数学に関する問題が出題されます。国語、数学は、それぞれ、言語、非言語と呼ばれることもあります。

国語は、類義語・対義語や、長文読解問題などが出題されます。数学は、中学レベルの問題の文章問題などが出題されます。どちらも、それほどレベルは高くありませんが、短い時間でたくさんの問題を解かないといけないので、慣れていないと大変かもしれません。

対策するには、まず、本屋の就活関連コーナーに行きましょう。就活が本格化する前に、新しい対策本がたくさん発売されます。中身をぱらぱらとみて、対策する必要があると思えば、購入しましょう。就活サイトに例題がのっていることもあるので、それも積極的に活用してみましょう。

企業によっては、常識問題を出題するところもあるし、英語の問題や小論文の課題が出る企業もあります。企業が求めている能力に応じて、それを測るための試験が採用されています。

適性検査ってなんなの?

筆記試験をうけるときに、同時に適性検査と呼ばれるものを受けることがあります。これは、考え方や判断基準などに関するたくさんの質問に「はい」「いいえ」などで答えていく検査のことです。

これで職種に関する適性や性格を見たりするようです。どの程度重視されているのか、どう答えれば適正と判断されるのかよくわかりません。しかし、いいように思われようとうそをついたりすると、診断結果があいまいになってしまうと言われています。正直に思った通りに答えればいいと思います。

WEBテストってなんなの?

最近は、WEBテストといって、筆記試験をWEB上で行う企業があります。交通費や移動時間がかからないので、特に地方に住んでいる人には、とても助かります。一方、パソコンに慣れていない人にとっては、不利かもしれません。しかし、仕事でパソコンを使わないということはないですし、パソコンがある程度使えることは常識となっているため、これからWEBテストはどんどん増えていくでしょう。

WEBテストの内容は、紙で行う筆記試験とたいして変わりません。しかし、家で受験するため、いくつか注意点があります。

まず、WEBテストを受けるときは、試験の邪魔をする可能性のあるものを、できるだけ排除しておきましょう。例えば、携帯の電源を消すとか、まわりがうるさくない時間帯を選ぶ、など、できる限り集中できる環境を作りましょう。試験時間は短いので、ちょっとしたミスが命取りになってしまいます。

また、WEBテストを受ける前に、紙と鉛筆を用意しておいた方がいいです。数学の問題が出たときに計算用紙がなかったら時間がかかってしまうし、間違いも増えてしまいます。はじまってから探してると、時間をロスしてしまいます。

大学受験の時に、短期間で対策ができなかったのと同様で、筆記試験の対策もすぐにできるものではないです。対策は、早いうちから始めておきましょう。

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