情報収集の歩き方

2012/06/07(木)

就活では、自己分析などをして自分のことを知る必要がありますが、相手のこと、つまり、会社のことも研究しなければいけません。そのためには、情報収集が必要です。

なぜ、情報収集が必要なの?

就活をする前の段階では、知っている企業の数は限られています。名前を聞いたことがある企業というのは、テレビなどでCMを流している大企業がほとんどです。しかし、世の中にはもっと多くの企業があります。選択肢を増やすためには、そもそもどんな業界や企業があるか、情報収集を行う必要があります。

どうやって、情報収集をするの?

まずは、本屋さんに行ってみましょう。就活コーナーには、いろんな業界の概要を書いたものや、各業界の動向を書いたものなど、さまざまな本が置かれています。興味のある本はどんどん手にとってみましょう。

就活コーナーの本以外にも、興味のある業界を舞台にした小説や、ビジネス雑誌なども参考になるでしょう。本ではありませんが、新聞も役立ちます。これらは、体系立ててその業界のことを書いているわけではありませんが、働いているところをよりイメージしやすくなります。

本以外には、就活サイトなどのネットを使う方法もあります。就活サイトでは、大まかな業界の特徴などを解説したページを設けていることがあります。また、就活が本格化してくると、各企業の採用関連のページに、社員インタビューが掲載されることもあります。こういった情報も参考になります。

もちろん、後で出てくる、説明会や、OB・OG訪問で、直接働いている人に話を聞くというのが、一番リアルでイメージがわくと思います。しかし、直接話を聞く前に、ある程度の予備知識がないと、消化不良のまま時間が過ぎてしまいます。ですので、事前の情報収集が大事になってきます。

情報収集してどうするの?

面白そうな業界があれば、その業界に関する情報を集めて、その業界について理解を深め、考えを整理していきましょう。

まずは、その業界に属する企業はどうやってお金を稼いでいるのか、を考えてみましょう。だれに、何をすることによって、お金を稼いでいるか。まず、ビジネスとしてどう成り立っているのかを理解しましょう。

次に、その業界が今後どうなっていくか、を考えてみましょう。今抱えている問題はどういうものか。その業界での最近のテーマは何か。今後起こりそうな問題に対して、どういう方針を打ち出しているか。こういったことを整理しましょう。

また、その業界の勢力図はどうなっているかも整理しましょう。上位数社は、それぞれどのような特徴を持った企業なのか。大体どこも、似たような商品、サービスを作っていることが多いですが、強い部分と弱い部分をそれぞれ持っています。この、各企業の違いについても考えていきます。

こうしたことを収集した情報をもとに考えることで、行きたい業界・企業が自然と見つかり、志望動機も言えるようになってきます。給与や福利厚生の情報も大事ですが、仕事に関する情報収集もしっかりと行いましょう。

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