内定辞退で、人事が罵倒するなんてレベルが低すぎる

2014/04/30(水)

内定辞退というのは、企業にとって大変イタイことです。自分が優秀だと思って内定を出した学生から、他の会社に行くといわれてしまうわけですから。しかし、会社が学生の人生のすべてを背負えるわけではないんだから、学生の気持ちを第一に考えるべきでしょう。説得をすることはあっても、罵倒したりすることはありえません。

内定辞退、修羅場でむき出しになる人事の本性

ここの記事(有料)では、内定辞退を伝えたら人事が怒り出した、というエピソードが載っています。気持ちはわかりますが、企業側が100%悪いですね。

内定辞退は、採用する時点で考慮されているのが普通です。毎年、どれくらいの割合で内定が辞退されるかがわかっているので、それをもとに採用人数を決めていると思います。そりゃあ、いつもより辞退の割合が多いと、会社内では「なんでこうなったんだ!」となると思いますが、それを学生に向けるのはおかしい。売り上げが減ったからお客さんに文句言うみたいなもんです。

もし何か脅されたら、すぐに大学の就職課などに相談しに行けばいい。「今後、君の大学or研究室からは採用しないけどいいのか?」みたいなことを言われたら、「自分以外の人がからむことになるので、大学に戻って相談してから決める」などといえばいいと思います。こんな話が外部に知れたら問題になるので、相手もそれ以上は言ってこないのではないかと思います(逆ギレされるかもしれませんが・・・)。

学生やその周りの人が、自分の会社の顧客になる可能性があることを企業は考えておくべきでしょう。もちろん、学生の方も、誠意をもって辞退を伝えないといけませんね。