内定後の就活新サービスってやりすぎじゃない?
2014/06/23(月)
就職活動をめぐって新たなサービスが注目されている。内定を得た学生を他の企業がスカウトできるインターネットサイトや、内定を辞退しそうな学生を見つけて慰留を支援する企業もある。景気回復に伴い、優秀な学生の採用を増やしたい企業の獲得競争が激化していることが背景にある。
内定をとった学生を他企業がスカウト、っていうのはやりすぎな気がしますね。学生は「内定をもらった会社でほんとにいいのかな?」っていう不安があるだろうし、企業は「他社で内定をもらったなら優秀に違いない、ライバル企業には渡したくない」みたいな考えがあるんだと思います。そこを突いたビジネスであり、うまいといえばうまいですが。
個人的には、学生は内定をもらったらはやく学業に戻った方がいいんじゃないかと思いますね。「この会社でいいんだろうか」っていうのは、結局入社してみないとわからないことですし。どこの企業に決めたとしても、その問いに対する答えは出ません。「この企業に入ろう」と思って面接を受けて内定をもらったんなら、まずはそこで頑張ってみるのがいいと思います。
ちなみに、「この会社でいいんだろうか」ってのは、会社に入った後にも悩むことになるでしょう。しかし、「こういうことがしたい、こういうことができるようになりたい」ってのがなければ、どこで働いていても悩むことになると思います。軸がなければふらふらするだけです。なので、今はまだ働いたことがないので想像しにくいとは思いますが、現時点で「こういうことがやりたい」っていうことに結論を出して、内定が出たらそこで働いてみる、そして判断材料が増えてきたらまた判断する、というのを繰り返していけばいいと思いますね。