インターンの過熱で採用時期変更の意味が薄れる

2014/07/22(火)

2016年卒の学生から、採用選考は大学4年の8月以降にする、っていうのが決まっていますよね。これをうけて、「採用活動ができないなら、インターンだ」っていう発想で、インターンの実施が増えているみたいですね。

超厚遇で就活生にインターン 採用後ろ倒しで実施企業増加+(1/2ページ) – MSN産経ニュース

“接点”求めて:採用現場、インターンが増えている――LINEは報酬「40万円」 (1/2) – Business Media 誠

インターンで早めに優秀な学生と接触し、採用にこぎつけたい、つまり、青田買いをしたいということですよね。せっかく採用時期を遅らせても、こうした抜け道的なことが出てくると、施策の意味がなくなりますよね。その結果、当然の結果として、こういうことになりますよね。

インターン青田買い防げ 文科省、17年ぶり指針改定  :日本経済新聞

インターンなんて人数少ないので、より競争が激化するんですよね。しかも、インターンで席の取り合いして、また夏にも選考があって、ってなると、結果的に就活が長引いている気がするんですよね。そもそも学業に影響を与えないようにするっていうのが、目的に入ってたんじゃないのかなぁ。

個人的には、今までの大学4年4月から解禁でよかったと思うんですよね。まだ卒論まで余裕もあるし、研究室配属からそんなに時間もたってないし。動きやすいと思うんですよね。8月解禁だと、学会があったり、卒論が忙しくなってくる時期とかぶってくるし、そもそも精神的に大変だと思うんですよねぇ。まぁいまさら言っても遅いですが、なんのために採用時期変えたんだろうなぁ、っていうむなしい気持ちになりますねぇ。