就職留年は不利になってしまうのか

2014/08/04(月)

就職活動をしたものの、希望する企業への内定が取れなかったことなどにより、わざと留年するという「就職留年」。ここ数年のニュースで、よく耳にするようになりました。ネットでも、この就職留年について話題になることがあります。

【プロが教える就活最前線】就職留年は不利!? 採用企業の本音+(1/3ページ) – MSN産経ニュース

就職留年はここ数年で話題になってきたものなので、各企業も就職留年をどう扱うかというスタンスは固まっていないと思います。また、各企業の考え方もまちまちでしょう。一般的に、不利かどうかというのは言えないと思います。

就職留年をしようと考えている人の中には、「不利になる可能性だけが気がかりだ」という人もいるでしょう。しかし、ここで考えなければいけないことは、「就職留年が不利になるかどうか」ではなく、「もし就職留年したとして、どうすれば不利にならないようにできるか」です。

どの企業でも、留年した学生が内定を手にすることはあります。成績がよくなくて留年した人よりも、就職留年の方が留年の理由としては不利ではないと思います。しかし、ストレートで卒業する人と比べると、一般的には不利になってしまうように感じます。なので、留年により手に入れた「一年間」をどう使うのか、がポイントになってくるのです。

一年間のうちに、海外に短期留学するのもいいですし、英語などの勉強をするのもいいでしょう。また、志望する業界でアルバイトをするのもいいと思います。今までの学生時代にできなかったことに取り組み、来年の就職活動にいかすことを考えましょう。

「留年により一年遅れた」などと思わせるのではなく、「一年間の豊富な経験を手に入れた」ことを武器に来年就職活動をすればいいと思います。