公務員試験との併願はむずかしい?

2012/06/16(土)

公務員試験と一般企業の就活を両立させるのは、時間的にとてもしんどいと思います。片方だけでも大変なのに、両方を行うのは厳しいと思います。

公務員の試験は大学4年生の5月や6月に集中しています。この試験に向けて、直前にみんな猛勉強します。しかし、一般企業の就活では、この時期に筆記試験や面接などが行われるため、試験勉強に割く時間が減ってしまいます。これでは、「二兎を追うものは一兎も得ず」状態になってしまいます。

それでも両立させたい、今の段階で片方にしぼれない、という人もいるでしょう。その場合は、就活をしながら、公務員と一般企業のどちらにするか、優先順位をつけてやっていくしかないと思います。

公務員と一般企業の比重別アドバイス

もし、興味のある一般企業があれば、受けるだけ受けてみた方がいいと思います。公務員になれたとしても、なれなかったとしても、受けておかなければ後悔することになるでしょう。公務員試験にも面接はあるので、一般企業の面接でなれることもできます。ただし、受ける企業数が多いと、試験勉強に悪影響を与えてしまうことには注意しましょう。

まだ興味のある企業がない場合は、興味のある業界や企業を探すことからはじめることになります。この場合、動き出すまでに相当時間がかかることになります。試験勉強の時間を確保するためにも、早い段階から合同説明会などに行き、効率的に企業の情報を収集しましょう。

もし、それでも興味のある企業が見つからない場合、公務員の方がいいなと思う場合には、一般企業を受けずに、公務員試験に集中する方がいいと思います。無理に興味のない企業を受けても、面接で志望動機をいうときに困るだろうし、内定が出たとしても悩むことになります。それよりは、試験勉強の対策をする方が効果的だと思います。

一般企業で働くのが第一志望だけど、内定がでなかったときのために公務員も目指しておこう、という考えの人もいるかもしれません。しかし、公務員試験は、専門学校に通って対策をする人もいるくらいですし、倍率も高いため、片手間で合格できるものではありません。過去問などを見て、事前にレベルをチェックしておきましょう。

一般企業も公務員も両立させたい場合には、はじめは両方行いながら、最後には一つにしぼって活動するというのがよいと思います。

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