年齢算 裏技的手法

2008/10/18(土)

今までは、文字を使わない方法、使う方法を説明してきました。
ここで説明するのは、もっとズルく解く方法です。

この方法は数学的にはよくない解き方だが、
SPI試験ではどうやって出したかは聞かれないので、
結局は答えが出ればオッケーなのです。

では、どうやって解くかを見てみましょう。

例題
父は33歳で、その息子は今6歳である。
父の歳が息子の歳の4倍になるのは何年後か?

当たり前だが、年齢は小数になったり分数になったりはしない。
ということは、
「父の歳が息子の歳の4倍」になった時、
父の歳は4の倍数になります。

そして、問題文にあるように
「何年後か?」ときかれているので
33歳よりも後だ、ということがわかります。

あとは、適当に数字を当てはめていけばOK。

33より後で4の倍数を順番に調べ、
息子の歳の4倍になる時を調べていきます。

するとすぐに父の歳は36歳であればよいことがわかります。
なので、答えは3年後。

方程式も出てこないし、難しいことを考える必要もありません。
上の解きかたは数学的にはよくないが、とりあえず、答えは出ます。

上の解きかたで、「4の倍数を順番に調べる」時に
時間がかかってしまうのではないか?と思う人もいるかもしれません。

しかし、心配はいりません。
なぜなら、SPIはマークシート方式、
つまり、答えは選択肢の中から選ぶようになっているからです。

例えば、上の問題なら
A.1年後、B.2年後、C.3年後、D.4年後
というような選択肢があり、その中から選ぶ。
33歳の1年後は34歳、2年後は35歳、3年後は36歳、4年後は37歳。
この中で息子の歳の4倍になりうるのは36歳の時しかない、
よって答えはC。

この解きかただと、1問で1分もかからない。

ただし、これが使えるのは、年齢の時だけ。
今まで類題として用いてきた「ローソクの問題」には通用できません。
なぜなら、ローソクの長さは、小数や分数にもなりうるからです。
小数や分数の時は4をかけても4の倍数になるとは限りません。
だから、上のような解き方を使うことはできません。

この裏技的手法は、ちゃんとした解き方がわかった上で使うほうがいいですね。

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