鶴亀算 文字を使わずに解く

2008/10/18(土)
例題
つるとかめがあわせて6匹いる。
足の合計が16本であることがわかっている。
このとき、かめは何匹いるか?

鶴亀算の典型的なパターン。
足見てるんなら、つるとかめの数くらいわかるでしょ、
というツッコミはおいといて。

ここでは、文字を使わないやり方を紹介します。

この問題は、つるとかめがいるからめんどう、
まずは、片方しか考えない、というのがポイント。

つまり、はじめから「つるだけ」、とか、「かめだけ」とか
勝手に変えて考えるわけです。
では、仮に「かめだけ」と考えてみましょう。

かめが6匹いたら、足の数は6×4で24本。
しかし、実際は、かめばかりではないから
16本になっている。

ここで、かめとつるを1匹ずついれかえていこう。
かめ1匹とつる1匹をいれかえると
足の数は4本から2本に減るので
全体では2本減る。

同じように考えれば、2匹いれかえれば4本減り、
3匹いれかえれば6本減る。
今、24本を16本まで減らせばよいので
8本減らしたい。
ということは、8÷2で4匹いれかえればいいことがわかります。

かめが6匹いたんだけど、
かめ4匹をつる4羽と入れかえるので
つる4、かめ2となる。
ということでかめの数は2匹と求められます。

鶴亀算の解き方のまとめ

もう一度解きかたをまとめておきますね。

まず、全員かめとして、そのときの足の数を出す。
しかし、実際には、かめばかりではないので
足の数には誤差が出る。
この誤差を、つるとかめをいれかえることでなくしていく。
1匹いれかえるごとに2本減るから
誤差を2で割れば何匹いれかえればよいかがわかる。

ちなみに、全員つるとして考え出しても、もちろん答えは一緒となります。

類題

最後に類題。

例題
50円切手と80円切手をあわせて30枚買った。
合計金額が1890円だった。
80円切手は何枚買ったか?

つるとかめの話ではないが、同じようにして解けます。

全部80円切手だったとすると
80×30=2400円。
ところが実際は1890円なので
2400-1890=510円のオーバー。

80円切手と50円切手を一枚いれかえると
合計金額は30円減るので
510円の誤差をなくすには
510÷30=17枚いれかえればよい。
よって80円切手13枚、50円切手17枚。
答えは13枚とわかります。

これでオッケーなのだが、
文字を使ってとく方法も見ておきましょう。

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