食塩水 ~食塩水を混ぜる
食塩水の濃度の出しかたは
食塩÷水溶液×100
でした。
これを思い出しておいて、
実際に問題といてみます。
まずは、濃度がわかっている二つの食塩水を混ぜる問題。
15%の食塩水50gと10%の食塩水200gを混ぜると
何%の食塩水ができるか?
濃度の出しかたをみればわかるが、
濃度を出すには、食塩の量、水溶液の量がわからないといけません。
混ぜた後の水溶液の量はすぐに出ます。
50+200=250
なので250gとなる。
次に食塩の量をどう出すか、であるが
そもそも混ぜる前にどれだけの食塩があったかがわかれば出せます。
食塩÷水溶液で濃度が出たので
濃度と水溶液から逆に食塩も出せるから、次のように計算できます。
15%の食塩水50gには
50×0.15=7.5
だから7.5gの食塩が入っています。
10%の食塩水200gには
200×0.1=20
なので20gの食塩が入っています。
だから、二つを混ぜれば
7.5+20=27.5
なので、27.5gの食塩が入っていることになります。
250gの食塩水に27.5gの食塩が溶けているので
27.5÷250×100=11
よって答えは11%となります。
濃度の問題はこのように
食塩の量、水溶液の量の二つだけに注目したら解けます。
変な解きかた
ここで、少し変な解きかたをしてみます。
間違ってはいませんが、わかりにくいので
今までの話だけでいいという人は、以下の話は飛ばしてください。
15%の食塩水50gと10%の食塩水200gを混ぜたら
濃度はいくらになるか?
これを、10%の食塩水を基準に考えてみます。
基準の食塩水が200gある。
そこに基準よりも5%濃い食塩水を50g入れる、と考えます。
この5%濃い食塩水は、はじめ50gあったが
200gのところへ溶かしたので
250g全体に分散してしまいます。
これは50gから250gへ5倍うすまったということなので
はじめの濃度5%は、混ぜた後には5倍薄まって1%になる。
よって基準の10%より1%濃くなって、11%。
この解きかたが意味不明であっても、
一つ目のとき方で解ければ問題ありません。
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