自己分析の歩き方

2012/06/06(水)

就職活動における「自己分析」とは、「自分はどんな人間なのか」と「なぜその会社で働きたいのか」に対する答えを準備することです。これらは、就職活動中、エントリーシートや面接などで、何度も答えることになります。ですので、就活が本格化する前に準備することが重要です。

どうやって、自己分析をするの?

1つめの「自分がどんな人間なのか」について答えるには、今までの自分を振り返る必要があります。例えば、下のようなことを考えてみます。

・今まで、どんなことを経験してきたか
・どんな軸で物事を考え、取り組んできたか
・その経験から、何を感じ、何を学んだか

これらを、自分の過去を振り返りながら整理していきます。アルバイト、留学、研究、習い事、ボランティアなど、過去に経験したことを洗い出して考えます。

「なぜその会社で働きたいのか」について考えるには、これからの自分について考える必要があります。例えば、下のようなことを考えてみます。

・今までの経験から何ができるか
・将来、どんな経験をしたいか
・将来、どんな人間になっていたいか

これらを、自分の過去の振り返りとあわせて整理していきます。実際に働いたことがないので、すぐにはイメージができないかもしれませんが、初めは具体的でなくても問題ありません。

自己分析でつまづいたら?

自分のことは、自分が一番知っているはず。しかし、いざ考え出すと考えがまとまらなかったり、うまく答えが出せないこともあると思います。

そういうときは、まわりの人が自分をどう見ているかを、直接聞いてみるのも手です(これを他己分析ということもあります)。親や友達が、自分では気づかない、自分の性格やいいところを教えてくれるかもしれません。

他に、適職検査というものがあります。これは、いくつかの質問に答えるだけで、あなたにあってそうな仕事を提案してくれるというものです。大手の就活サイトなどでは、サービスとして提供されていることが多いです。

過去の受験者のデータから適職を探してくれますが、結果はあくまでも参考程度にしておきましょう。そこで紹介される職種よりも、なぜその職種が提案されたのかという理由の方が、参考になることが多いと思います。

自己分析には、これが正解というのはないですし、考えてすぐに答えが出るというものではありません。就活を進めていく中で、もっというと、就職してからもいろいろ考えは変わってきます。ただ、これからの就職活動をスムーズに進めていくためには、就活が本格化する前から少しずつ考え出すことが重要です。

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