OBOG訪問の歩き方

2012/06/09(土)

OB・OG訪問とは、ゼミやサークルの先輩など、自分とつながりがある人を訪ねて、会社の雰囲気や仕事について聞くことです。実際に働いている社員の生の意見が聞けるので、就活をするうえでとても参考になります。

なぜ、OB・OG訪問をするの?

OB・OG訪問をするのは、現場で働いている人にしかわからない話を聞くためです。説明会やセミナーでは、人事部の人が話をしますが、会社の概要や力を入れている分野に関する内容が中心です。OB・OG訪問では、より細かい話や、実際的な話を聞くことができます。

説明会やセミナーの後に、質疑応答の時間が用意されていることがあります。ここでは、自分にしか関係のない内容は聞かない方がいいと思います。例えば、自分の研究内容に近い研究をしているのかどうか、などは、他の人にはあまり関係がありませんし、人事部でも曖昧にしか答えられない可能性があります。

しかし、同じ研究室・同じゼミの先輩であれば、自分が希望している会社や業界で働いている可能性が高い上、自分の研究が活かせる仕事ができるかどうかもわかるでしょう。こうした、より具体的な話ができるのが、OB・OG訪問のメリットです。

OB・OG訪問をするには、どうすればいいの?

自分とつながりのある人がいれば、直接連絡して話を聞きに行ってもいいと思います。しかし、自分の希望する業界に知り合いがいないと、なかなかOB・OG訪問を行うことは難しいです。少しハードルは上がりますが、次のような手段があります。

・大学の就職課に行ってOB・OGのリストを利用する
・会社の説明会で、人事の人にお願いして紹介してもらう
・社会人の知り合いがいる友達に頼んでみる

直接の知り合いではないので、緊張感が増しますが、働いている人の話を聞くのは簡単ではないので、ぜひいろんな手を使ってみましょう。

OB・OG訪問では、どんなことをすればいいの?

OB・OG訪問では、基本的に何でも好きなことを聞けばいいと思います。ただし、相手は仕事の合間を縫って、時間をとってくれています。失礼のないように聞くのはもちろんですが、時間を有効に使うためにも、質問したい項目は事前にまとめておきましょう。

例えば、今の仕事の内容や、今後のキャリアプランを聞くことは、入社後のイメージを大きく膨らませることができると思います。また、説明会では聞きにくい、給料や勤務時間の話、働いている人にしかわからない、社内の雰囲気なども聞いてみましょう。同業他社についても、聞いてみるとよいかもしれません。

仕事の話以外に、就活について聞いてみるのも参考になると思います。どうやって就活を行っていたかはもちろん、面接でどんなことを聞かれたか、なども参考になると思います。同じ質問は来ないかもしれませんが、対策は立てられるようになると思います。

もし、志望動機や自己PRが固まっていれば、聞いてもらってもいいでしょう。先輩からアドバイスがもらえるかもしれません。自分から言わなくても、向こうから聞かれる可能性もありますので、ある程度は整理しておきましょう。

貴重な時間を割いてもらうので、訪問後はきちんとお礼を言いましょう。内定が出た後には、どこから内定をもらったかを連絡したり、就活で大変参考になったことについて、改めてお礼を言うのもいいと思います。

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