説明会・セミナーの歩き方
就活における「説明会」とは、学生に興味を持ってもらうために、企業が仕事の内容や欲しい人材について説明を行うことです。企業によっては、説明会のことをセミナーと呼ぶこともあります。
説明会・セミナーはどんな内容なの?
説明会・セミナーには、次のような形態があります。
・様々な企業が集まって行う合同説明会
・大学に社員を呼んで行う、学内セミナー
・企業単独で行う個別説明会
この形態によって、説明会の中身も変わってきます。
就活の初期の段階で行われるのは、合同説明会が多いです。一日でたくさんの業界や企業が見れるので、まだ希望業界などをしぼっていない人にはとても役立ちます。広い会場でたくさんの企業が集まって行われることが多いので、効率よくたくさんの企業を回ることが大事です。
また、学内セミナーも、初期の段階で行われます。人事部の人以外にも、自分の大学のOB・OGが来て話をしてくれることがあります。大学の中や大学の近くで行われるので、気軽に参加できます。
就活が本格化する時期には、個別説明会が行われます。合同説明会よりも突っ込んだ内容になります。若手社員が社内の雰囲気や自分の仕事について話したり、人事の人が、今この業界はどういう状況か、会社はどういう方向を目指していて、どういう社員を求めているかを、より長い時間をかけて具体的に説明します。
説明会・セミナーにはどうやって参加するの?
説明会の日程などの情報は、就活サイトや企業のホームページに掲載されるので、チェックしておきましょう。企業によってはエントリーしないと説明会の情報を知らせないというところもあるので、気になる企業には事前にエントリーしておきましょう。
説明会に参加する前に、事前に企業のホームページなどを見て下調べをしておきましょう。下調べをしていると、疑問が出てくることもあるでしょう。説明会後には質疑応答の時間が用意されているので、そこで聞いてみましょう。
説明会で企業についていろいろ説明されるから、下調べはいらないのではないかと思う人がいるかもしれません。しかし、質疑応答の時間に、企業のサイトに書いてあるようなことを聞いてしまうと、下調べをしていないことがばれて印象が悪いです。
説明会後に聞きたいことが出てきても、聞くチャンスが一つ失われてしまうことになります。下調べは重要です。
また、説明会の日時や場所、持っていくべきものは、事前にきちんとチェックしておきましょう。持ってくるように言われるもの以外にも、説明会の案内メールや会場への行き方などをプリントアウトしておくと、説明会の当日にあわてなくてすみます。
事前の準備をしっかりして説明会に参加し、疑問点などを解消して、有効な時間の使い方をしましょう。