他に受けている会社は正直に答えるべき?
就職活動の面接で、たまに、他にどんな企業を受けているのか、を聞かれることがあります。
就職活動中に、一社しか回らないという人はいません。なので、その企業が第一志望だとしても、その企業以外の名前を出すことに問題はありません。
しかし、業界がバラバラすぎると問題です。
たくさんの業界を受けている、と答えるときの注意点
例えば、商社が第一志望だと言っておきながら、マスコミも食品もアパレルもネット関連もまわっているといったら、人事の人はどう思うでしょうか。「全く関連のない業界を受けているが、この人はいったい何がしたいのだろう?」と不思議がられるでしょう。
就職活動を始めて間もないころであれば、あまり問題はありません。しかし、ある程度就職活動が進んでいるにもかかわらず、まだ業界が絞り切れていなければ、やりたいこと、志望動機が固まっていないと判断されてしまうかもしれません。
逆に、まわっている業界などに関連があると、何を考えて就活しているのかが、人事の人に伝わりやすくなります。つまり、他に受けている企業を聞くのは、学生が何に興味を持ちながら就活をしているのかを知りたい、ということなんですね。
なので、もしいろいろな業界や企業を受けているのであれば、記念受験したようなところは言わず、ある程度しっかりした志望動機が言える企業や業界を答えた方がいいでしょう。
少数の業界を受けている、と答えるときの注意点
就職活動が進んでくると、業界を2つか3つくらいに絞って、その業界でいくつかの企業を回ることが多いと思います。
この場合、他に受けている企業を答えるときは、他業界や同業他社との違いが答えられるようになっておくことが重要です。
他社との違いに触れながら、志望動機が言えれば、違いも分かっているし、ちゃんと業界研究しているな、と人事の人も思います。
つまり、他に受けている企業を聞く理由は、他社も見て、そのうえでなぜうちの会社がいいのかを聞きたいからなんですね。
まとめると、何に興味を持って就活をしているのか、他社との違いをどう見ているのかを聞きたがっているわけです。これらを踏まえて、回答するようにしましょう。
タグ: 就職活動, 志望動機, 研究, 第一志望, 記念受験, 面接